2018年8月2日、東京医科大学が大学入試の際に女子学生全てにおいて一定の点数を減らして男子学生が優位に立つよう操作していたことがわかった。
8年もの間男子学生優遇措置を行なっていたのだが、この優遇をした背景としては、8年前の試験結果が男子学生よりも女子学生の合格数が多く、逆転現象が起こってしまった。
東京医科大学としてはこの結果が非常に深刻に捉えていた。
なぜなら女医は、出産や育児で休職したり離職したりする可能性の高く、東京医科大学を卒業した学生は東京医科大学に就職することが多いため、休職や離職は直接東京医科大学の医者の数にも影響が出てくる。
そのため、東京医科大学は、女子学生よりも男子学生の合格者数を多くすることで自分達の医科大学の経営をよくしたい思惑があった。
経営目線から考えると確かにそのように男子学生の数が多い方がやりやすいとは思うが、かなり不公平で女性差別にも当たる。
この社会の不合理な面が如実に現れた結果、世の中を騒がすニュースとなった。
このニュースが日本国内だけでなく、中国国内でもネット上で話題になっていることがある。
中国では、この差別というのが大々的にニュースになったことも驚かれているが、このような差別は中国の方が多いという反応が多数ある。
中国のネット上では、
「このような差別は中国では日常茶飯事だ」
「中国では公で当たり前のように差別がある」
「女性は社会的に差別を受ける対象である」
「これ以外にもっとヒドイ差別はある」
かなりのコメントが上がっており、ネット上ではざわついている。
中国では受験戦争がものすごく中国の学生はひたすら勉強をさせられている。
ほとんどの学生が寮生活になり、朝から晩まで勉強をしなければいけない。
大学に入ってもほとんどが寮生活をしており、勉強ばかりしている状況。
そんな中国では下記のような差別があるという。
「中国では少数民族に対して加点をするという優遇措置」
「同じ中国人でも生まれた時から差別が始まっている」
「スキャンダルを公で発表できない情報操作」
「軍人や共産党の子供は加点対象で大学に合格しやすい」
中国では差別をあげたらキリがないのだが、少数民族に対して加点をする制度があったり、戸籍制度による差別、中国共産党による情報操作で正しい情報が入ってこない。
中国では、いわゆる金持ちや共産党員は権力を握っている。
そんな権力が一番ものを言う世界なのである。
また戸籍制度も本当にヒドイ差別である。
中国では、「都市戸籍」と「農村戸籍」の2種類に分けられている
この制度は、共産党政権が誕生した後にできた制度。
経済発展するとともに中国には15億人の人口がいます。
経済を安定するために都市部と農村部であらかじめ差別をすることでバランスを崩したくないという思惑です。
農村戸籍を持った者が、都市部へ出稼ぎに行くことが多いのですが、農村戸籍の出稼ぎ労働者は、都市戸籍者が受けるような公共サービスを受けられないんです。
農村戸籍の子供は小学校・中学校になかなかは入れません。
基本的には、戸籍所在地の小学校・中学校にしか通えないからです。
つまり農村戸籍を持つ者は、農村で暮らせということになります。
田舎者は田舎のまま一生を終えるようなしくみにしているのです。
しかし、お金を払うことでこの状況を打破することができるのです。
農村戸籍の子供が都市部の小学校・中学校に通うためにはお金を沢山払うことで都市部の小学校・中学校に入ることも可能なのです。
また、学校以外にも医療保険も戸籍所在地でしか通用しません。
そのため、農村戸籍の出稼ぎ労働者が都市で病院に行った場合、保険がきかないために実費を支払わなければなりません。
年金受給額も農村戸籍者は都市戸籍者と比べるとかなり低かったりします。
このように生まれた時点でその子供は一生差別を受けているのです。
このように公に差別がある状態では、中々自分の人生を変えるのが難しいのが中国という国です。
そのため、中国の若者は情報操作されている中国国内に住みながらも情報を上手に仕入れているため、中国共産党の体制をよく思っていない若者が沢山います。
そのような背景から中国に嫌気がさして、日本に留学して、そのまま就職をするという中国人も多い状況です。
今回の東京医科大学のニュースからいろんな中国の差別が見えてきました。
私たちは日本に住んでいるだけでとても幸せなのです。
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