よく新卒社員の3割が辞めることが問題となっているが本当にダメなのでしょうか。
確かに会社にとってはデメリットの方が多いかと思います。
しかし、世間では最近の若者は忍耐力がないと一言で片付けて3割の辞める社員を批判しているケースが目立ちます。
これは、今の世の中を考えるとはたして忍耐力がないと一言で片付けていいものでしょうか。
実際に、忍耐力がなくて辞める人もいるかと思います。
全ての人がそうではないということを今回取り上げたいと思います。
実際私も大学を卒業して入社した会社を3年で辞めて転職した一人なので4月から入社した新入社員や現在2、3年目の人に参考になるかもしれないのでこの記事を読んでじっくり考えてほしいと思います。
日本社会の現状
昔の日本は、高度経済成長で日本経済が潤っていた時代でした。
その時は、会社に長く務めることで自然とキャリアアップして給料も上がっていきました。
正直、会社に依存しても将来が保証されている時代でした。
大企業と言われる会社以外でも給料は良くて、奥様は専業主婦をしていても普通の生活をしていけたんですね。
しかし、現状の日本経済はどうでしょうか?
給料は年齢が上がるに連れて上がっていく保証も終身雇用を保証する会社も減ってきています。
実力主義社会になり実力がないと昇進もできなく、年下の優秀な人が上司につくということも珍しくありません。
東芝やSHARPといって日本を代表する企業までもが経営難になっている状況で、外資系企業の子会社になるということもあります。
日本と他国の所得の差が縮まってきており、GDPではまだ世界3位に位置していますが、1人当たりのGDPで見てみると22位です。
つまり個人で見てみると裕福な国ではなくなってきているということですね。
そんな世の中だからこそ1つの会社でずっと働き続けるということは必ずしもいいとは言い切れないです。
1つの会社で働き続けた方がいい人もいます。
それは、個人の価値観や目標に起因していると思います。
ではどういう人が1つの会社にいたほうがいいのか、
どういう人が会社を辞めたほうがいいのか、
そちらを見ていきましょう。
会社を辞めないほうがいい人
これは、新卒で自分の目標としてた会社に入社できて、入社後も自分の求めていた仕事ができており、不満は多少はありつつも他の企業に行きたいと思わない人かと思います。
このような人は、自分の現状に満足しており、将来もこの会社で働きたいと思っているからです。
そのような人はわざわざ会社を辞める必要がないですよね。
会社に対してよく聞く不満というのは沢山あります。
例えば、給料、待遇、仕事内容などなど。
人によって価値観は違うのでなんとも言えないですが、現状の会社と他の会社と比べてどっちがいいかを考えてやっぱり現状の会社はとてもいいと感じる人は辞めないでしょうね。
では、辞めたほうがいいという人はどのような人かを見ていきましょう。
会社を辞めたほうがいい人
1.将来の目標がある人
2.今の会社では自分の立場がない人
3.給料が低くて他の会社が魅力的だと思う人
この3つにまとめられるかと思います。
では1つ1つ見ていきましょう!!
まず、1.将来の目標がある人です。
この理由は細かく細分化されますね。
例えば、起業を目指している人。
起業する上で社会人経験がないとあるでは成功の度合いが全く違ってきます。
社会人経験がないと社会の仕事の仕組みを知らないですし、人脈がないです。
将来飲食店を経営したいという人がいきなり飲食店を経営するのとどこかの飲食店で店長として経験している人では全く違いますよね。
やはり自分が起業したいと思っている分野で修行をして経験した方がやり方や業界の仕組みを知っているので有利です。
あと、飲食店ではなく、何か会社を起こしたいと思っている人であれば、かなりの知識と経験が必要となります。
例えば、商社のような輸入・輸出の会社を起業したいのであれば、輸入輸出の際の法律や段取り、サプライヤーだったり、経営学も学んでおいたほうが有利ですよね。
上記のように起業する上での下積みとして会社に入って辞めることはありかと思います。
つまり前向きな意味での転職だったり起業はいいということですね。
次に2.今の会社では自分の立場がない人です。
これは状況によっては一概に今すぐ辞めたほうがいいとは言えません。
なぜなら、現状会社に合わずに自分の居場所がないという方は、現状そうであって将来はわからないからです。
いつ自分の才能が開花するかもしれなく、耐えた先に見えてくる将来というものもあるからです。
なので一概に辞めたほうがいいとは言えないですが、転職して違う環境に行って自分にあう会社が見つかるというケースもあります。
新卒で入った会社は、就職活動をして入社した会社だと思いますが、その時に社会を知らない学生がなんとなく就職活動で決めた会社なので全てが見えてない状況です。
会社側も学生に対していい面しか見せないケースが多いのでミスマッチが起きやすいんですね。
しかし、一度会社に入って仕事をした経験があればある程度自分に合う会社かどうかは判断しやすくなります。
それも社会で働いたという経験があってこそなのですが、より自分に合う会社を見つけやすくなる思うのでじっくり見極めてから転職するというのはありかと思います。
会社内で自分の居場所がなくて辛いといって何も考えずに辞めてしまったり、転職活動をするのはNGです!!
じっくり考えて決めましょう。
次は、3.給料が低くて他の会社が魅力的だと思う人です。
これは給料は本当に大事な要因ですよね。
いくら仕事内容に満足していても給料が低くて生活がギリギリだったりすると精神的に辛いですよね。
特に男性の場合、年収だけで結婚できるかどうかも決まってきたりして周りの目を意識するはずです。
もちろん世の中には年収を気にせずに結婚していくれる女性はたくさんいますが、年収は生活する上では大切なのでどこかで悩む時は来るでしょうね。
なので、自分の能力と年収があわずに他の会社に行けば自分だったらもっと給料が高いと感じているのであれば転職はいいかと思います。
私の経験上、給料の高い業界は平均年収が高いので業界を変えてそこに挑戦するのもありです。
同じ業界であれば、転職で給料が上がるというのは低い確率なので引き抜きであれば上がる可能性は高いですね。
しっかり自分を見つめてみて給料が見合っているかは考えてみましょう。
そのときには、周りの友達と比較してみるのがいいかと思います。
私自身の転職
長々と書きましたが、私自身も新卒3年目で転職をしており、その次の会社も1年で辞めて上海に語学留学を1年して、帰国後また違う会社で努めています。
なぜ、そうしたかを書いていこうと思います。
まず、私は大学の時から経済が好きで株式投資をしていました。
投資をすると経済を勉強するようになり、今後の世界の情勢がどうなっていくのかを考えることが多かったです。
昔から、1つの会社でサラリーマンをするより経営者になったほうがいい生活を送ることができると思っていました。
それは父の影響もあったと思います。
父は呉服屋を経営していました。
父には弟2人がいるのですが、次男が大企業でサラリーマン、三男が医者をしていました。
その中でもちろん父も非常に大変でしたが、圧倒的にストレスという意味ではほぼノーストレスでしたね。
私が小さい時から夜にはテレビを見ながらお菓子を食べて笑っていましたね。
それに比べて、サラリーマンや医者の人は激務でかなり疲れていました。
医者は給料がいいのでまた別の話ですが、大企業のサラリーマンをしている次男の人を見ていて、サラリーマンの中では裕福な暮らしだと思
いますが、所詮サラリーマンなんですね。
経営者は、がんばった分だけそのまま自分に給料として返ってきます。
父はある程度お金に余裕があったので私自身お金で苦労したという経験はないです。
本当に父に感謝ですね。
話を戻しまして、その状況を見ていたため、私は将来経営者になり、時間とお金に自由になりたいと思っていました。
そのため、起業する上では社会経験を積む必要があると思い、新卒で商社に入りました。
実際そこでの3年間の経験がかなり役立っています。
営業をすることで仕事とは何か。
という点で本当に良い経験ができました。
また3年いたというのも良かったです。
1年目は1年目の苦労があり、2年目は2年目の苦労があり、3年目ではまた違った苦労があります。
そうなると4年目には4年目の苦労があるのですが、だいたい同じ会社に3年いれば大体のことがわかってきますね。
あと、先輩をみるのも一つの指標になります。
先輩のやっている仕事内容や状況を見ることで自分がその会社にあと何年いたら今の先輩の立場なると置き換えてみた時にはたして成長度合いが低いのではと感じました。もちろんムダなことはないのですが、他の会社で過ごしたほうが成長度合いは全く違うなと思いました。
そこで私はIT系の知識を得たいと感じました。
なぜならIT系の知識はどこに行っても必要なものであり、ムダではないからです。
起業する際にもITの知識は役に立つと思います。
そこで、広告代理店の営業をしようと転職しました。
そこでは本当にITってこうやってお金を儲けているんだと知りました。
社内にいたクリエイティブの人とネット媒体を立ち上げたりしてより知識が増えましたね。
がむしゃらにITの知識を高めるために1年働きましたね。
それと同時に株をやっていたので世界の経済状況を見たときの中国の台頭は目まぐるしく、中国語を話せたほうが有利だなと感じ留学も視野に入れていました。
最初の商社から広告代理店に転職せずに中国に留学することも考えましたが、帰国した時を考えたら違う会社の経験が絶対行きてくると思い、その時には行きませんでした。
広告代理店の時も同じように先輩の姿を見た時にここに数年いてもあまり変わらないなと感じまして、1年で決断して中国に留学に行きましたね。
実際中国に行って色々な経験ができました。
中国人とはどういう人達なのか。
中国の文化はどういうものなのか。
中国で会社を起こしている経営者の会にも参加できて人脈もできましたね。
そして、帰国して知人からマーケティングに詳しい人ということから声をかけてもらい今の会社でマーケティングのマネージャとしてまた違った経験ができています。
マネージャという立場で部下をどのように動かし、指導して成長していけるかという今まで味わったことがない経験をできています。
このように起業という目標に向かって色々な経験をして自分の目標に近づいていけてますね。
初めの会社の商社にずっといたら絶対に目標に近づいていないですし、転職して心の底から良かったと感じています。
今回は文章ばかりで見づらいかもしれないですが、自分の目標、価値観によっては新卒3年で辞めてもいいと私は思っております。
それが逃げではなく、あくまで前向きな理由ということが大前提ですが。
世間の価値観ではなく、自分の価値観で人生を貫きましょう!!!
その上で私のブログでは皆さんに有益な情報を与えることができればと思っております。
私と一緒に起業したいと思ってくれる人がいたら最高ですね。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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