1937年南京大虐殺について日本人はどれだけのことを知っているでしょうか。
日本の歴史の教科書では南京大虐殺という日本軍が南京人を大虐殺したということぐらいでしか知らないかと思います。
そのため日本人はこの南京事件を重くは考えていませんが、南京に住む中国人はいまだに日本に対して恨みを持っている方も多いのが現状です。
私も上海で暮らしているときに買い物をしていると中国のお年寄りの方が私が日本人だとわかると鬼子(guǐzi)=悪魔と言われたこともあります。
それだけ戦争を味わったことのある人々はいまだに侵略された日本のことをよく思っていない人もいます。
上海でもその様な感じなわけですが、南京に行くともっとすごいです。
私も上海で暮らしているときに南京には日本人として訪れるべきだと思い、南京大虐殺の記念館に訪れました。
南京を歩いていると優しい南京の人が私に向かって南京では日本語を話さない方がいいよと言ってくれました。
やはり南京の人は、日本人をよく思っていない人が多いためその様に注意をしてくれたんだと思います。
そのため私は日本語を話さずに中国人の友達とは中国語で会話をしていました。
実際南京大虐殺の記念館で見た内容はものすごかったです。
あの内容は中国人が嘘をついているという声もありますが、少なからず虐殺を行ってしまったことは間違いはないので戦争とはいえ、日本人としてあのようなことをしてしまったことは深く反省すべきだと思いました。
前置きは長くなりましたが、今回とある女性が「南京人は日本人が残した雑種」だという発言をしたことでネットで話題になっているとニュースがありましたので実際の映像をご覧ください。
女性と男性が口論をしている光景ですが、同じ中国人同士が日本の過去の行いを引きずっており、この様に喧嘩をしていることが悲しいですね。
こちらの動画を見た限りでは口論の原因は不明ですが、「南京人を日本人の雑種と言ったかどうか」と詰め寄っている男性に、女性は「言ったからどうだって言うの?」「私をどうする?警察に連れて行くのか?」などと反論している様子です。こちらの問題発言に対する謝罪要求は拒否しているようです。
動画ではなく中国内の記事によると、女性は南京市にある不動産会社の従業員で、7月8日に起きた騒動であるそうです。
動画の男性は就職希望者であり、女性と電話で話す中で口論が始まった際、問題発言があったそうです。
男性はその後、会社に訪れてきて、そこでさらに言い争いになりその様子が動画に取られて話題になった。
今回の騒動により女性は会社を退職したとのこと。
中国国内でもこちらの女性に対して中国人全員に謝罪をしろとネットで批判を浴びているとのこと。
この様に南京には日本人はあまり行かない方がいいというのはお分かりになられたかと思いますが、そんな南京に日本の女学生が留学をしているということもあり、南京に住む日本人という取材の動画がありましたのでこちらも合わせてご覧ください。

また2018年6月24日に福田康夫元首相が南京大虐殺記念館を訪れ犠牲者らに花を手向けています。
日本の元首相で同記念館へ訪れたのは福田氏が4人目となり、過去には村山富市氏、海部俊樹氏、鳩山由紀夫氏が訪れています。
福田氏は「日本人はここを訪れて歴史を理解すべき」と考えを示しており、私も同じ意見ではあります。
しかし、南京は遠い場所にあるため中々訪問することが難しいとは思いますが、私たち日本人もアメリカに原爆を落とされた被害者として今だに悲しみを抱えているように中国人も多くの悲しみを抱えている被害者なのだということを理解するだけでも違ってくるのではないのでしょうか。
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