HSK5級は、私がお伝えする対策法で勉強すれば2ヶ月で合格することができます!!
ちなみに私は、HSK4級を合格してから、1ヶ月後にHSK5級を受けて合格することができました。
なので実際は最速ということであれば1ヶ月でも可能ということになりますが、私の場合は裏技を使って通常とは違う方法で中国語を勉強していたので4級から1ヶ月後にHSK5級に合格することができました。
HSK5級になると今までのHSK4級とはレベルが一気に上がります。
しかし、単語力と過去問は絶対に外せない勉強法になります。
HSKにはリスニング問題もあるため、単語力と過去問だけでは合格が難しいかもしれませんが、しっかりとした勉強方法すれば合格できますし、裏技で中国語の力をつける事をオススメしています。
目次
HSK5級の内容について
HSK5級の学習目安
2500語程度のレベルになります。
5級になると、中国語のテレビや映画を8割程度は理解でき、中国語の新聞や雑誌を読めるようになります。また、中国語でスピーチを行うことができますし、中国人と日常会話であればできるレベルとなります。
HSK5級の合格点と各内容
聴力100点、読解100点、作文100点で合計300点で評価されます。
2013年より合否の表記がなくなり、点数のみの表記となったため、180点以上の点数を獲得した場合、5級の合格とみなされます。
リスニング聴力問題は45問あり、放送は1回のみで約30分間となります。
1回しか問題が流れないので、1回で答えを導き出せるようにしっかりとリスニングを鍛える必要があります。

リーディング読解問題数は45問で45分となるため、単純計算で1問1分で解く必要がありますが、あとの問題になればなるほど文章が長くなってくるので、初めの問題はスラスラと解けるレベルまでになる必要があります。

ライティング作文問題は、9問を40分で終わらせる必要があります。
並び替え問題が8問ありますが、素早く終わらせるようにしましょう。
最後の作文問題が2問あり、1つは指定の単語を使って80語の文章を作成するのと、指定の写真を説明する文章を作成する問題となります。
しっかりと自分の言葉で説明できるように普段から自分の言葉を中国語で言えるようにしておくと作文の時もスラスラと回答することができます。
HSK5級は今までは比べ物にならないほど難しくなっています。単語数だけでみてもHSK4級の倍の単語数を覚える必要があるので、効率よく短期間で覚えましょう。
単語を覚えるときは、パラパラめくる単語カードを使うのもいいのですが、あの単語カードを作るだけで時間を割いてしまうため、あまりオススメできません。私のオススメ勉強法でもその辺りはご紹介していきます。
HSK5級の単語(無料ダウンロード)
HSK5級の単語のレベルはHSK4級からグーンとレベルが上がっており、単純に単語数は2倍ですが、1つ1つの単語の難しさも上がっています。
言語のテストにおいて単語力は最も重要になってくるので、必ず一通りは単語の勉強をしてください。しかし日本人は元々多くの漢字を知っているため、わざわざ勉強しなくても理解できるものが多くて有利です。
※中国語のレベルを一気にあげる裏技は、記事の最後に載せています。
下記にHSK5級(HSK1~4級除く)で新たに追加された単語全てエクセルでまとめてあります。
※HSK1~4級の範囲の単語については下記のHSK1~4級の単語一覧をご使用ください。
ちなみにHSK5級の単語レベルが気になる人のために50個だけ紹介してきます。
1 | 唉 | āi | はい,ええ |
2 | 爱护 | àihù | 大切に保護する,愛護する |
3 | 爱惜 | àixī | 大事にする,惜しむ. |
4 | 爱心 | àixīn | 思いやり |
5 | 安慰 | ānwèi | 慰める |
6 | 安装 | ānzhuāng | 据え付ける,取り付ける, |
8 | 岸 | àn | 岸 |
7 | 把握 | bǎwò | 把握する |
9 | 摆 | bǎi | 並べる,配置する |
10 | 班主任 | bānzhǔrèn | 担任 |
11 | 办理 | bànlǐ | 取り扱う,処理する. |
12 | 棒 | bàng | スティック、棒 |
13 | 傍晚 | bàngwǎn | 日暮れ時,夕方 |
14 | 包裹 | bāoguǒ | 包む,くるむ. |
15 | 包含 | bāohán | 含む,包含する |
16 | 包子 | bāozi | 丸パン |
17 | 薄 | báo | 薄い |
18 | 宝贝 | bǎobèi | 赤ちゃん |
19 | 宝贵 | bǎoguì | 大切である,貴重である. |
20 | 保持 | bǎochí | 維持する,保持する |
21 | 保存 | bǎocún | 保存する,貯蔵する |
22 | 保留 | bǎoliú | とどめる,残す |
23 | 保险 | bǎoxiǎn | 保険 |
24 | 报告 | bàogào | 報告する、レポート |
25 | 悲观 | bēiguān | 悲観的 |
26 | 背 | bèi | 背負う,掛ける |
27 | 背景 | bèijǐng | 背景 |
28 | 被子 | bèizi | 掛け布団 |
29 | 本科 | běnkē | 学部のコース |
30 | 本领 | běnlǐng | 能力、腕前 |
31 | 本质 | běnzhí | 本質、自然 |
32 | 比例 | bǐlì | 比例、比率 |
33 | 比如 | bǐrú | 例えば…など |
34 | 彼此 | bǐcǐ | これとあれ、互いに |
35 | 毕竟 | bìjìng | 結局のところ |
36 | 避免 | bìmiǎn | 回避する,防止する |
37 | 必然 | bìrán | 必然的である |
38 | 必需 | bìxū | どうしても必要とする |
39 | 必要 | bìyào | 必要とする,必要である |
40 | 编辑 | biānjí | 編集する |
41 | 鞭炮 | biānpào | 爆竹 |
42 | 便 | biàn | 便利である,都合がよい |
43 | 辩论 | biànlùn | 議論する,討論する |
44 | 标点 | biāodiǎn | 句読点 |
45 | 标志 | biāozhì | 標識,印 |
46 | 表面 | biǎomiàn | 表面 |
47 | 表明 | biǎomíng | 明らかにする |
48 | 表情 | biǎoqíng | 表現 |
49 | 表现 | biǎoxiàn | 表現する,描く |
50 | 病毒 | bìngdú | ウイルス |
HSK5級のオススメ勉強法
- HSK5級の単語帳を覚える
- HSK5級の過去問を解く
- HSK5級の単語帳、過去問題集を再度実施
上記はHSK1〜4級の勉強法と同じなのですが、この勉強だけは絶対に外せません。
どれだけ中国語のレベルが高い人でも必ず過去問はやってください。
また単語もHSKに合わせた単語が出てくるので日常で出てこない単語などもあります。HSKという試験に対応するためにも単語帳にも目を通すことをオススメします。
HSK5級おすすめ単語帳
こちらの単語帳は、5級と6級が入っているためかなりの量の単語になるのですが、HSK5級の合格を目指している方であればいずれはHSK6級も受験することを考えるとこの単語帳は買っておいて損はないです。
この単語帳は単語の意味だけでなく、例文がついているのと、CDがついていることからリスニング対策もしながら単語を覚える事ができます。
単語を覚えるときは、意味だけを淡々と覚えるとどうしても覚えづらいのですが、例文と一緒に覚えると覚えやすい利点もありますし、例文に出てくる単語も実は練習になったりするので必然的に中国語レベルが上達します。
また中国語は、例文も含めてとにかく口に出して発音することで頭に入りやすいのもそうですが、実はリスニング力もつきます。
人間基本的には、自分で発音できる音しか認識できないと言われています。発音を認識していないとその言葉を聞いてもわかりません。
そのことから口で発音して、音を覚えることによってスピーキングだけでなくリスニング力も着くということです。
その為、普段から声に出して勉強することがとても大事です。
HSK5級おすすめリスニング対策テキスト
こちらはHSK5級のリスニング問題だけに特化した問題集になります。
合計576問+模擬試験1回分があるだけでなく、単語960語+慣用句・独特の言い回し・常用語彙を使用するフレーズ240フレーズの音読トレーニングもあるのでリスニングが苦手な方には十分すぎるほどのテキストとなっています。
HSK5級のリスニング問題は合計45問の長文聴解形式となっていますが、日常生活だけの表現以外にも、ビジネス、社会問題や故事・伝記・文学などかなり多くのジャンルから出題されます。
このような多くのジャンルに対応する為にも多くのリスニング問題を解いて慣れる事が大事です。
こちらのテキストは、普通の問題だけでなく、楽しく面白みのある中国人の感覚を養う事ができるようになっている為HSK5級を勉強しながら中国文化に触れる事ができます。特に中国人同士の日常会話でよく使われる独特の言い回しなどは留学しないと学びづらいかと思いますが、そのような言い回しをこのテキストでも学べます。



HSK5級おすすめ過去問題集
こちらは、中国政府公認・HSK公認の過去問題集になりますので実際のHSKの試験内容に沿っており、過去問5回分収録されているので、十分に過去問対策が可能です。
解説も付いていてすごくいい過去問題集のため、これを繰り返しやることでHSKの問題傾向がわかります。傾向だけでなく、過去問に出てきた単語が試験に繰り返しでる傾向なので過去問の単語を覚えることも合格には非常に有利です。
全問題・全文の和訳がついているので、日本語でしっかりと意味を理解する事ができるだけでなく、筆記問題の参考回答もあるので書き方も勉強できます。
実際に受験勉強で入りたい学校に入るには、その学校の過去問題集を解いていたかと思います。
やはり学校によって問題の特徴というのがありますし、この過去問題集を解くことで本番の出題形式を事前に把握できます。


HSK5級の合格者体験談
HSK5級に合格した人の体験談をこちらページに集めましたが、今回は1名だけこちらで軽くご紹介します。

HSK5級合格の裏技勉強法
私がオススメした単語帳と過去問題集をやればHSK5級合格に近づくことができますが、やはり最短で合格するにはまだこれだけでは足りません。
レベルが高くなってくると付け焼き刃の勉強だけでは試験を突破する事が難しく、基礎をしっかりと固めていないといくら勉強しても伸び悩む時期がきます。
その基礎をつける為のオススメのテキストがあります。
私自身、このテキストをやったからこそ基礎力が一気につきましたし、中国語のレベルがグーんと上がりました。
私は中国に留学していた経験がありましたが、最初は会話が全くできまでした。しっかりと単語を覚えて簡単な中国語だったにも関わらずわからないという反応をされてとても困っていました。
当時を思い返すと本当にどうにかなって良かったと思う反面、あの時頑張らなかったらどうなっていたかと思います。
当時は必死に中国語を喋れるようになるために自分で勉強をしていましたが中々思うようにレベルが上がりませんでした。そこで色々なテキストを探しているうちにこのテキストに出会い、自分の中国語レベル(基礎力)が一気につき、中国人と何不自由なく会話ができるようになりましたし、HSKも楽勝で合格できるようになりました。
正直HSK5級までは、単語帳と過去問をやって1発で合格できましたし、何よりリスニング問題はめちゃくちゃゆっくり聞こえてきため、満点でした。
HSK6級になると確かにリスニングは早くなりましたが、それでも普通に合格する事ができているのもこのテキストで勉強したおかげだと思います。
大学生の時には、外国語学科中国語学部でしたが、その2年次に中国の広東省へ1年間交換留学をしました。向上心の高い学友はHSKを留学生活の間に現地で取得し就職に役立てようとしていましたが、私はどちらかというと不真面目な学生だったので、当時中国で旧HSK4級を受けて落ちた経験があります。
そんな私が何故社会人になってHSKを取ろうと思ったのか・・・就職したのちに転職活動をしてわかったのですが、言語は留学経験があって少し話せるくらいでは意味が無く、”資格”として持っていないと、どの会社にも相手にされなかったからです。転職を繰り返す私がいつも面接で言われるのは「何も経験が無いなら新卒じゃないとね・・・」「転職するなら今の時代資格くらいは必要だよ。」でした。
そこで私はHSKを取る事を決意し、勤務地近くの中国語の学校に入りました。選択したのはHSKを取得するコースです。テストなどをいくつか受けて、私のレベルはHSK5級を狙えるとの事でした(当時は新HSKと言われてましたが、現在は”新”は付いていないので、”新”は割愛します。)。それから私はHSKの勉強を始めます。すぐにこちらのHSK公式対策本を購入しました。
HSKは聞き取り、読解、作文と3つの総合点で合格が決まるテストです。まず聞き取りは、HSK公式対策本に付いていたCDを、通勤などの移動時間にひたすら聞きました。聞きたくなくても、とにかく耳にイヤホンを入れる事を繰り返しました。
読解は、学校で出してくれるプリントの長文をひたすら解いていました。メンタルでも長文に慣れる!ということを頭に入れてとにかくいくつもやったことが良かったと思います。
作文は・・・ほとんど練習しませんでしたが、3回くらいは家で作文を書いてみました。更に、学校で何度も言われたのはとにかく単語量を増やす、というアドバイスでした。HSK5級を取るのに必要な単語は約2,500です。ひたすらこちらの単語帳を使用して単語を暗記しました。
準備期間は8か月くらいだったと思いますが、私は見事にHSK5級に合格しました。HSK5級の合格ラインは180点に対して、聞き取り62点、読解72点、作文61点、総合202点でした。人に威張れる程の点数では無かったですが、とても嬉しかったです。
しかし、合格した事は驚きませんでした。なぜなら、自宅で模擬テストをやっても合格ラインは超えていましたし、公式対策本を何度か反復するうちに、なんとなく自分には実力がついてきたなと思っていたから自信がありました。
HSK5級を取得後、色々な変化がありました。まず、会社で自慢したのですが、私の実力をあまり認めていなかった台湾人の経営陣も「結構出来るんだね」というような態度に変わりました。あとは何といっても友人の視線も変わったように感じます。わりと沢山見かける”中国語が使えない、話せない留学経験者”では無く、きちんと出来る、頑張ってる人なんだなあと見られてるように感じます。自分に自信がついて、胸を張って堂々と出来るようになったからもあるかもしれないです。
それから何年か時が経って思うのは、「あの時HSKを頑張って取って本当に良かった」という事です。資格は時が経っても自慢出来ます。もう私は”中国語が使えない、話せない留学経験者”では無く、”仕事で中国語を使っていた資格保持者”なのです。自分の気持ちも周りからの好感も全く以前とは違います。