【HSK4級合格者体験談】合格者直伝の勉強方法からオススメテキストを紹介

HSK6級保有
HSKの真ん中のレベルであるHSK4級の合格体験談をご紹介します。

HSK4級は「中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる」となっています。

HSK4級の試験に出てくる単語量は1200単語になります。HSK3級の2倍となるため、難しくなると感じているかもしれませんが、正直そこまで難しいレベルではありません。

HSK3級と同じようにこの1200単語を覚えられるかが鍵となってきます。

そのため、日々頑張れば覚えられる量ですし、是非諦めずに頑張って欲しいです。

そんなHSK4級に合格した人達の体験談を集めましたので是非参考にしてください。

HSK3級に4週間で受かる勉強法と裏技について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

こちらは、HSK4級に合格した方々の勉強法などの体験談をまとめたものになります。
HSK4級に実際に合格した人からのアドバイスだったりするので、HSK4級に合格を目指している人にはとても参考になると思いました。

HSK4級の合格体験談-20代後半女性-

20代後半女性
私は中国語の学習を初めてから約1年が経った今年の春に、初めてHSK4級を受験し、合格することができました。

私が中国語を学ぶキッカケとなったのは、1年半前に見た台湾映画でした。
その映画は、太平洋戦争終戦直後の台湾が舞台となっていて、日本と共に日本の一部として戦った台湾の人々と終戦後台湾へ移った日本の敵国として戦った中国大陸の人々の焦りや不安、不満などが描かれていました。
私はこの時代についてフワっとした歴史知識しかなく映画鑑賞後に、私は日本人としてこんなに無知でいいのかと、とても恥ずかしくなりまりました。

日本目線の歴史資料だけではなく、中国大陸、台湾の資料からも自国の歴史について学ぶべきだと思い中国語の学習を始めました。

都内にある中国語教室で基礎を学んだ後に台湾へ3ヵ月の短期留学をしました。
その後帰国しネット上でHSKの存在を知り、今後中国語を活かした仕事をするのであれば必須資格であると思い、自分のレベルを考えた上でHSK4級の学習を始めました。

受験にあたり、まずは書店でHSKの問題集や単語集を購入し、ひたすら単語の暗記をしました。
4級を受験した頃は、日本でまだ仕事をしていたので、平日は職場でお昼休憩を利用し単語を覚え、休日は文法や練習問題を解きました。

中国語は発音と声調がなによりも重要ですので、単語や文法を暗記する時には必ず声に出しながら書くこと、覚えづらい単語はその単語を含む例文をたくさん読み、そして書く事で、次にその単語を見た時に覚えた例文の情景と一緒に頭の中の思い浮かぶようになるので、私はいつもこの方法で単語の暗記をしています。

HSKの試験内容は、リスニング、読解、作文の三部分に分かれていますが、読解は同じ漢字圏の日本人にとって文章の中にたとえ知らない単語が現れても、全体的な話の流れから予測して、問題を解くことができる場合も少なくありません。

ですが、作文はそうはいきません。
私が4級に合格した時の各分野の配点は「リスニング91点、読解95点、作文75点」と作文が明らかに劣っており、作文練習は独学ではなかなか成果を伸ばすことは難しいと実感しました。

私は書店で販売しているHSKの問題集や単語集は、こちらを使用しています。

この問題集は、音声も付いていて、単語集には全ての単語に例文が載っていますし、単語が“動作に関する表現、気持ち・心に関する表現”など意味別に分類されているので、1週間で1UNINTなど、学習計画が非常に立てやすいです。

そして、HSK4級を合格した後は会社を辞め、現在は中国の浙江省に語学留学をしています。

中国大陸の語学学校ではHSK対策の授業が一般のようで、リスニング、読解、作文と分野別に毎日多い日で7時間ほどHSK5級に向けた授業を受けています。
やはり一人で黙々と勉強するより、様々な国の留学生と一緒に学習することは楽しいですし、競争心も生まれるので、やる気が倍増します。
中国語に限った話ではありませんが、旅行先でネイティブと現地の言葉で会話できる喜びや、
映画や小説の意味が理解できるようになってきた時の興奮など、語学学習は学べば学ぶほど面白くなると思います。

私の現在の目標は、来年の春までにHSK6級に合格することです。
HSK5級の必要単語は2500単語ですが、6級は5000単語と倍増し、
さらに成語と呼ばれる四字熟語のような難易度がかなり高いものも加わりますが、私の当初の目的である歴史文献を読む為には
非常に高い中国語レベルが必要になるので、きっと乗り越えてみせます。

HSK4級の合格体験談-20代後半会社員女性-

20代後半会社員女性

私が受験したのはHSK3級とHSK4級、どちらも1回で合格しています。

点数は下記の通りです。

【3級:273点で合格】
・リスニング96点
・読解93点
・作文84点

【4級:275点で合格】
・リスニング95点
・読解91点
・作文89点

まず、私がHSKを受けた理由ですが就職活動のために形として証明できるように残したかったためでした。

私の場合、受験前からある程度喋れる状態でしたが、まずエントリーシートから始まる就活活動では、喋れることがアピールできないと思ったのです。

とくに私の場合は外資系希望で中国企業も受けていたので、そのアピールはマストだと感じました。

余談ですが、中国企業を受けるなら、理想は5級6級を持っていることですが、ご縁あって他の国の企業に勤めることとなったので、5級に向けた勉強は一旦やめました。
それから、中国語をはじめたきっかけのお話もします。

イギリス留学に行っていた事があり、そこで出会ったはじめての外国人の友達が中国人でした。
はじめての外国人の友達って絆が深まるもので、これがすべてのはじまりでした。

お互い留学がはじめてのため、英語での会話もままならない状態でしたが、いつもランチを一緒にしており、はじめは英語を学びに行ったはずが、漢字を使っての筆記のやりとりという謎の時期を過ごしていました。その後は更に中国人の友人が増えていき、英語よりも先に中国語での会話ができるようになりました。

難しいと言われていた中国語の発音も彼らのおかげでストレスフリーで難なくこなすことができ、やっぱり空っぽの状態にネイティブの教えが入ると進歩が早いです。
そして、その翌年、フィリピン留学で出会った台灣人の友人らとは、そのイギリスで培った中国語が大いに活躍し、すると嬉しくて楽しくなってたくさん喋るようになるので、更に伸びたと思います。そして帰国後、二重の説明になってしまいますが、喋れるだけではまずエントリーシートより始まる就活活動においてアピールにならないと思ったため、受験する事を決めました。

それでは、次に、勉強時間とテキスト、勉強方法についてお話ししていきたいと思います。

実はHSK3級のときは、そこまで試験勉強をしませんでした。
この時の私の中国語レベルは、フィリピン留学後なので、中国語の勉強を真剣にした事がないけれど、中国語で台湾旅行ができたり、軽く会話ができる程度できました。

そのため、HSK3級の公式過去問を1周して、オススメの単語帳をしっかりやっただけで他は特にしなくてもOKでした。音声が付いているのでリスニングの練習にもなります。

だいたい、受験を決めて2ヶ月無いうちに試験でしたので、テキストを1周したと言っても定着していない感じでしたが、会話から培った知識で3級は合格しました。

そして4級ですが、その前に4級を勉強していて感じたことについてお話させてください。
4級を勉強していて感じたことは、3級までは単語を知っていれば合格できるけれど、4級からは文法の基礎が身に付いていないと問題集でさえ間違えてしまうということ。
なので私の場合、3級がそこまで勉強せずとも受かったため、文法の基礎が身に付いておらず、4級受験時に3級の勉強も一緒にするハメになってしまいました。
そのため、4級以下から徐々に受験級を上げていこうとしている方は、3級でしっかり文法を身につけておくことを強くオススメします!

4級は3級の時に使ったこの単語帳でしっかり覚えて、3級に必要な文法と4級に必要な文法がしっかりできていれば筆記は問題ないと思います。

あとは作文がありますが、ワンセンテンスの短文です。単語を覚える時には例文で覚えていれば簡単です!
そしてリスニングは、公式のHSK4級過去問でテストに出てくるリスニングがどんなものかを把握するのには絶対に必要です。そして過去問で問題の傾向を把握したのち、リスニング力を鍛えるのであれば、聴読中国語がおすすめです。

HSK5級に必要な単語も含まれていますが、長文読解や長文リスニングの対策にもなるので、これをやっていれば4級は簡単に感じるはずです!

次に、私が考える効率の良いHSK合格への勉強法ですが、今までお話させていただいたことと被ってしまうかもしれませんが、独学をする前に初めからネイティブとコミュニケーションやチャットなどのやり取りを交わしておくことです!
これは、どの語学勉強にも言えることかもしれませんが、中国語の場合はそれをもっと強く感じました。

中国語の勉強において、会話に力を入れることって、一見遠回りに思いますが、なんだかんだ言ってこれが一番の近道です。でもこれが難しいこと、承知です。中国語には日本語にはない発音方法とイントネーションが存在しますから、それを口と耳に慣れされるまでにかなりの時間がかかるんですね。センスのある方ですとすぐかもしれませんが、まあそんな人めったに居ません。まだ中国語の勉強未経験者の方は、是非はじめての発音や会話は独学ではなく、できればネイティブの方との間で習得することを強くおススメします!!

でもネイティブな中国人が身近にいる人ばかりでないかと思うので、そんな方には中国語の映画を見ることをオススメしています。

私は、天空の城ラピュタの中国版を見て勉強もしました。話を知っている分、中国語が入ってきやすいです。

話は戻り、事前のネイティブとのコミュニケーションの大切さについてですが、
世界的に中国語は、読み書き聞き会話、全てが難しいとされていますが、日本人はラッキーな事にちょっぴり例外で、日本人は既に漢字を日常的に使っていますから、他の外国人に比べると読み書きの勉強量が少なくてかなり有利なんです!
実際中国や台湾の語学留学へ行くと、下のクラスに日本人はほぼ居ませんからね。

つまり、残る3級試験に受かるために必要なのはリスニングの勉強のみとなります。
でも、会話が出来きてしまえばリスニングも難しくありません。また会話ができれば読解も難しくありません、文法も理解しやすくなります。こう考えるとやっぱり会話ができるって近道だと思いませんか!中国語の力をあげるにあたって効率がいいと思うんです!

先程余談で、ご縁あって他の国の企業に勤めることとなったので、5級に向けた勉強は一旦やめましたとお伝えしましたが、就職先の職場では中国語を使うことが多く、私の中国語会話力は伸びていきました。そのためか、会社で支給される中国語で書かれた書類も、中国語での文章作成も不思議とスラスラ出来るようになったんですね。ということは、この状態は上記の中国語勉強法に効率良く働きかけていると思うんです。つまり実用的に使うことを目的とした語学の試験は、その実用性が先に兼ね備えられていれば簡単なんですね。実際に当初私と同じレベルだった日本人同期は、働いてて伸びた中国語のおかげでHSK5級の問題集、ほぼ満点です。でももちろん5級は簡単ではないので、HSK対策をしっかり行っています。試験でどういう結果が出るか楽しみです。

以上さまざまなお話をさせて頂きましたが、少しでも中国語やHSKに関する情報の足しになればいいなと思います。
地道に努力すれば必ず結果は帰ってきます。HSKはレベルが上がるにつれて受験料も高くて、失敗が怖くなりますよね。お気持ちよくわかります。でも昨日より今日、今日より明日と必ず知識は伸びて成長し続けているので前向きに楽しく粘りましょう!前向きに楽しくやることが大切です!好きこそ物の上手なれです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

私は、色々なことに興味を持っており、経験の多さが様々なことに活きてくるなと思い日々勉強をしております。まだまだ未熟者なのですが、自分の能力を高めていき皆様に何かしら興味を持っていただけましたら幸いでございます。
新HSK6級を保有しているため、多少は中国語がわかります。 皆様に有益な情報をご提供していけますよう精進してまいります!!!