中国メディアで7月18日、中国では2人目の出産を奨励・支援するために地方政府が様々な政策を打ち出していると伝えた。
現在、中国国内では子供の出生数減少問題が浮き彫りになってきている。
中国は以前、出生数を抑えるために一人っ子政策を実施してたのもご存知の通りかと思うが、現在は何度日本と同じように子供を産んでほしいと政府側も願うばかりである。
そのため、現在中国の各地方政府は、色々な政策を実行しているとのことなので今回そちらをご紹介します。

天津市では、2人っ子政策に合致する家庭の従業員は、出産手当の受給期間が通常よりも30日間延長される。
天津は、2015年8月に大爆発があったことでも知られておりますが、中国東北部にある大きな港湾都市であり、経済発展もすごい街となっています。
ここまで経済発展した理由としては、1858年の天津条約によって複数の欧米諸国が天津での特権を獲得し、海側ということで貿易が盛んになりました。
そのお陰で洋風の建造物や教会も非常に多く残っており、街のシンボルになっている415 m の天津テレビ塔をはじめとする数多くの近代的な高層ビルも立っています。
日本人のほとんどはそんなこと知らないでしょうし、天津と聞いたら天津飯ぐらいしか思い浮かばないのではないでしょうか。
ちなみに天津飯は日本が作った料理であり、中国料理ではございません!!
仙桃市では、全面的に出産無料のサービスを実施し政策に合致する家庭は2人目を出産すると1200元(約2万円)の手当てを受け取ることができます。
仙桃市は、湖北省に位置する省直轄県級市になります。
湖北省は、長江の中流にある省であり、内陸となります。四川省、上海、北京、広州を結ぶ地点に存在する水陸交通の要所でもあることから湖北省出身で都心で働く人は多いです。
私も上海に住んでいた時に湖北省出身の中国人に何人も会った事があります。
遼寧省では、出産支援のための政策を完備し、子供が2人いる家庭にさらにボーナスを付与する政策を検討段階としている。
遼寧省には、中国の東北部に位置しており、主要都市では大連があります。
大連といえば、三菱電機、東芝、三洋電機、CANONなど日本企業もかなりの数が進出しており、工場など沢山あります。
大連でも市がかなり稼いでいる市のためしっかりと補助金を出して子供を育てていこうという感じでしょうか。
新疆ウイグル自治区の石河子市では、2人目を出産する夫婦は、自然分娩の場合には500元(約8000円)、帝王切開ならば1000元(約1万6000円)を受け取ることができます。
他にも地方政府では、子供の出生数を増やしていくためにも政策を行っておりますが、ネットでは産んだ時の手当てよりも育てるための手当てが必要だったり、産休が必要という声があったりでそれぐらいの政策ではあまり変わらないという批判が多いです。
確かに日本も出生数をあげていくために色々と政策を実施していかなければなりませんね。
毎月1万5千円の補助があったりしますが、子育てするにはもっと多くのお金が必要になっており、そのような補助は確実に必要です。
高齢者の医療費がとても多く、高齢者に対する補助は多くあるため、今の高齢者が将来の日本のためを思って自分達の補助は無くし、子育て費用に当てるような活動があるととてもいいかと思います。
政治家は、票を多く確保しなければいけないため、高齢者に対してメリットのある政策ばかりをしています。
日本を良い国にしていくためにも子育て費用の抜本的改善が行われることを期待しています。
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