安倍政権がカジノ法(IR実施法)を成立させましたが、狙いは日本国民よりも中国人などのお金を沢山持っている外国人観光客狙いではないかと思います。
日本は賭博・ギャンブル天国として世界でも有名です。
特にパチンコは約1万5千店ほどあり、東京を見ても新宿、渋谷、池袋など大型主要駅の近くに沢山あります。
通常であればこれは考えられないことです。
そんなことから海外でも日本はパチンコ天国として外国人観光客がわざわざ写真を撮影しにくることも少なくありません。
カジノ法成立を巡って国内でもかなりの反対がありましたが、安倍政権は押し切って成立させました。
安倍首相の思惑としてあくまでカジノ法の成立は、2020年の東京五輪以降の経済成長の支えを作ることと主張しています。
私もこれは1つの大きな理由だと思います。
カジノは、大衆的娯楽ではなく、お金持ちがメインのターゲットです。
海外のカジノを見れば一目瞭然で、今までのパチンコのような大衆向けの娯楽とは客層が違います。
もちろん一部パチンコのユーザーがカジノに流れることはあるかもしれませんが、大きく客を奪うような形ではないかと思います。
そのため、メインは日本国内のお金持ちか海外のお金持ちになる。
日本の経済発展をしていくには、日本国内で動いていないいわゆるタンス預金のお金を動かす。
もしくは海外のお金を日本に落としてもらうことになります。
近年外国人旅行者は、右肩上がりで伸びており、2017年ではついに過去最多の2869万に到達しました。
東京オリンピックが行われる2020年には、訪日外国人旅行者を4000万人まで伸ばしたい思いがあります。
順位 | 国 | 外国人旅行者数 |
---|---|---|
1位 | 中国 | 735万人 |
2位 | 韓国 | 714万人 |
3位 | 台湾 | 456万人 |
4位 | 香港 | 223万人 |
5位 | アメリカ | 137万人 |
トップ5位を見るとアジアが占めています。
しかも、中国、台湾、香港は中国語圏であり、この数を足すと1393万人が訪れています。
これは圧倒的な数でそれだけ日本に魅力を感じているということ。
私が中国に訪れた時に中国の若者に対して日本のどこを魅力的に感じるかを調査した結果が下記になります。
- 食事が美味しい
- どこに行っても綺麗で清潔
- 人が親切
- 漫画やドラマなど日本文化が面白い
- 娯楽が多い
- 古い町並みやお寺など観光名所が多い
- 桜など自然も沢山ある
- スキーや海水浴をしたい
- 富士山に行ってみたい
- 沖縄に行ってみたい
などなど、魅力がありすぎて本当に憧れの国といったような回答でした。
特にグルメと文化の意見が数多く出ていました。
これだけ日本に訪れたいと思っている観光客がわざわざ日本へカジノをしに来るということではなく、あくまでグルメや文化などメインの目的は他で日本を訪れた際に夜にちょっとカジノでも行こうかという流れを作りたいのだと思います。
免税店でも中国人はとても多いので日本としても中国人向けに商売をした方が儲かると考える経営者も多いでしょう。
このような政府の方針をみても中国語を習得するだけで仕事には困らなくなります。
中国語が話せる日本人て本当に少ないです。
基本的には、日本の企業に勤めており中国語が話せるのは、日本語が話せる中国人です。
そのため私のように中国語が話せる日本人はかなり重宝されます。
これからインバウンドでもそうですが、日本企業も海外事業を考えることは非常に多く中国語圏は無視できない存在となっています。
中国は法律的なところもビジネスをする上では非常に厄介なのですが、中国語を使うところは中国以外にも沢山あります。
そのような方達は英語も堪能なのですが、英語ではなく中国語でコミュニケーションが取れると相手からの信頼は半端ないです。
中国人は仲間意識がすごく強いため中国語が話せるだけでそれだけビジネスでは最初の突破口にもなるということです。
ちなみに、中国では自国内だけでなく、自国民が国外で賭博行為を行った場合にも法による処罰の対象とされています。
しかし、実際にはあまり実施が完璧ではないため、中国人客が国外でカジノに行くケースも多く、過去には国外で賭博を行った共産党員が処罰の対象になったこともあります。
正直中国人もあまり常習化しなければバレないということからそんなにこの法律は関係ないという感じです。
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